20代後半ごろから抜け毛に悩み始めた男性の薄毛について簡単にまとめてみた。
前提知識としての髪のライフサイクル
髪の毛は成長期→退行期→休止期を繰り返している。
この中で成長期が短くなり、退行期や休止期の髪の毛が多くなると、薄毛の状態になる。
薄毛になる仕組み
ジヒドロテストステロンが毛母細胞に作用することによって、髪の成長期が短くなることが原因とされている。
ジヒドロテストステロンは、テストステロンに5α還元酵素が作用することによって発生する。
薄毛対策の薬
薄毛対策の薬は2種類に分けられる。
1種類は、5α還元酵素の働きを抑制する薬、もう1種類は毛母細胞を活性化させる薬。
5α還元酵素の働きを抑制する薬
フィナステリド:5α還元酵素にはⅠ型とⅡ型の二種類あるが、そのうちのⅡ型のみに作用する
デュタステリド:5α還元酵素にはⅠ型とⅡ型の二種類あるが、両方の作用する
毛母細胞を活性化させる薬
ミノキシジル
戦略
- デュタステリドとミノキシジルを併用
- 満足する毛量に到達した後、デュタステリドに切り替え
- デュタステリドを飲む期間をすこしづつ長くしていく
抜け毛が増えれば、再びミノキシジルを追加して1~3を繰り返しながら、自分にとっての最適な用量を探っていく。
もともと髪の毛が薄い人の対策
今回はAGAと呼ばれる男性ホルモン(テストステロン)が原因の対策だ。
もともと髪の毛が薄い人は他の原因が考えられるため、デュタステリドやミノキシジルによる効果は薄いと考えられる。
ミノキシジルならば毛母細胞活性化によって、多少の効果が得られるかもしれない。
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